Atsushigraph

Atsushigraph

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時に自らを守り、時に他者との隔たりをつくる心理的働きを「盾」になぞらえて、その意味や形や言葉からくる印象をもとに作り出しています。それが守る側か、隔たる側か、どちらの意味を帯びるかは紙一重で、立場や視点によっても変わってくることは、容易に想像できます。そうした存在を、複数の色彩を帯びた盾がさまざまに折り重なり、ひとつの生態系のように広がる姿として描き出しています。守ることや隔たることをめぐっては、そこにひとの感情が介在する以上、行動したり関わったりする中での難しさや複雑さが常にもたらされます。そうした肌感覚から、盾の端には渦巻き状の形が、ランダムに描き込まれています。それはひととの関係性の難しさに目がまわったり、ひねくれてしまったりする心理を具象化しようとした、ひとつのアクセントです。至る所にニュアンスの異なる意味や目的を孕みながら、それでもひとの心が紡ぎ出す一種の社会像を映し出そうとしています。