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"homa libelo" Diary

"homa libelo" Diary

2021年2月4日

homaは「人間的な」、libeloは「トンボ」を意味するエスペラント語から名づけられたグラフィックが "homa libelo" です。ここでは羽をパタパタと羽ばたかせ飛んでゆく、人の姿を模した昆虫がシンプルな図形によって描かれます。人間が昆虫の生涯は短いと思いながらも、実は人間の生涯も、捉え方によっては短く儚いと感じられる視点をかさねあわせ、この姿が生まれました。

トンボには災いをもたらすという欧米での言い伝えと、害虫を捕食することから益虫と捉えられる好意的な視点の、ふたつの意味が隠れています。

否定も肯定も含まれるトンボの姿になぞらえた、想像上の生命。彼らには、人間が勝手につける意味など知る由もなく、別な次元に生きているように思えます。それは生きる意味や理由に囚われることなく、与えられた生を全うしようとする、潔さのようなものかもしれません。そんな清々しい印象に共鳴しながら描けたらと思いました。

text by Atsushigraph