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"quell" Diary

"quell" Diary

2020年10月11日

深呼吸をして気分を整えるとき、わたしは空想のちからも借りて心を立て直していくことが度々あります。その瞬間生まれるモチーフから派生していったグラフィックがquellです。それはゆっくり深く吸って肺一杯に溜め込んだ空気で、荒んだ心を包み込み、やがて球体のなかに封じ込められていく、そんな空想がもとになっています。その一連の過程は静謐なワンシーンとなって心を和らげ、表現の断片としてもストックされていきます。傍らで様子を窺う山羊たちは、静かに内面の働きを見守ってくれている、慈愛の象徴のようでもあると思います。

今回、白背景と黒背景の二つのイメージをつくりました。例えるならそれは昼と夜のイメージです。いつどんなタイミングでも、空想と深呼吸の組み合わせでじぶんの中の不穏な分身を包み込み、抱きしめることができる。そう信じていることを二枚の絵を描きながら再確認していました。