Recovery

秋の版画展2024

Atsushigraph

2024101日(火)----    14日(月・祝)


※ 6日 (日) はお休み


8:30 〜 17:30

ござ九・森九商店

自分の為のあかり。

この度、盛岡を拠点に活動するビジュアルアーティストAtsushigraph(アツシグラフ)による、「リカバリー」をテーマとした版画展を開催いたします。本展ではアーティストが自身の精神的回復を表現した視覚芸術を通じ、孤独や人間の尊厳について洞察する絵画をご覧いただけます。

作品はすべてジークレー版画にて制作され、江戸後期から明治期にかけて建てられたござ九の蔵に展示されます。作品はオンラインにて販売も行われるほか、もともと静止画作品だったものを動画作品としてリメイクしたモーショングラフィックスも、会場内でプロジェクター投影される予定です(※作者離席中は投影を一時中断することがあります)。静止画と動的な映像表現が融合するこの空間で、観る者に静かな没入体験を届けます。

これまでの作品には、孤独な心理的情景が度々描かれてきました。しかし本展では、孤独を受け入れつつも、それを乗り越える人間としての尊厳を強調するメッセージが重要視されました。十数点の絵画に描かれる、静かな尊厳に思いを馳せてみてください。

Atsushigraphにとって絵画制作は「深遠な世界における人間のちっぽけさ」と「社会に対する諸行無常の感覚」を捉えるメディアであり、統合失調症を長く患う中で生じる、困難からの精神的回復を象徴するものでもあります。それは例えるなら、回復の途上に自ら灯す明かりのような存在です。

伝統と現代アートが融合するこの特別な空間で、過去と現在が共存する芸術体験をお楽しみいただけましたら幸いです。

Atsushigraph

アツシグラフ

岩手県出身 / 在住のビジュアルアーティスト。1993年生まれ。2010年に統合失調症と診断されたのち、療養期間中に独学によるデジタルコラージュの制作を開始。以後展覧会などをとおして社会との接点を繋ぎながら、少年時代に魅せられたコンピュータテクノロジーを活用した表現を積極的に取り入れている。しばしば内なる不安に接近しながらも、諸行無常と生命の孤独に寄り添うグラフィックを描く。現在、本サイト( https://atsushigraph.com )をとおして作品の発表を、またTRiCERA ARTとSTORES、さらにアートのレンタルサブスクCasieをつうじて作品の流通を行う。直近の展覧会にはImplexus art gallery(盛岡)のグループ展『Small Art Exhibition - 小さなアート展 - 』がある。

2019年第2回日本財団DIVERSITY IN THE ARTS公募展佳作。
2022年アートパラ深川大賞2022フォーデイズ賞受賞。

Outline

Atsushigraph 秋の版画展2024

『Recovery』

会期 : 2024年10月1日(火)〜 14日(月・祝)
※ 6日(日)はござ九の定休日のため、展示をご覧いただくことができません。ご了承くださいませ。13日(日)と14日(月・祝)は休まず営業します。
営業時間 : 8:30 〜 17:30
入場無料

概要 : デジタルアートをプリントしたジークレー版画の展示と予約販売。予約販売は、オンラインショップをつうじてお受けいたします。なお一部作品は非売品です。ほか、モーショングラフィックスのプロジェクター投影も予定されています。

会場 : ござ九・森九商店
〒020-0885
岩手県盛岡市紺屋町1-31
Googleマップで確認する
TEL : 019-622-7129
WEB : https://morioka539.com

ござ九周辺の簡易地図画像です。