Linne
Solo Exhibition
at CLOUDS gallery+coffee (Tokyo) & gozaku (Morioka)
〈 会期終了のお知らせ 〉
東京展、盛岡展とも全日程が終了しました。
お越しくださった皆さま、ありがとうございました。
〈 Introduction 〉
近年の異常気象と大地震によって、私たちの暮らしが脅かされるなか、Atsushigraphではそんな自然における流転を描きます。この世界を形作る物質の振る舞いを知ることで、そこから示唆される死生観を見つめました。
この展覧会では、物理学の視点を取り入れて、素粒子の振る舞いを輪廻転生にかさねた物語を、断片的なイメージの集積で描きます。特定の宗教観に拠らない、科学的な解釈に軸を置いた物語を、フォトコラージュとコーディングをとおして表現します。
生き物と、それを包み込む物質世界の循環がここにあります。
〈 Weaver | Chapter 1 〉
いのちを編む
人が死ぬとき、私たちは身体を失い、原子やクォークに分解されます。そしてほかの物質にリサイクルされます。いわば私たちは、何度も何度もリサイクルされた粒子でできています。いくつもの過ぎ去った世界と、いくつもの死んだ命が織り交ぜられて、ひとりの人間が成り立っているのではないか。輪廻転生とも受け取れる、自然界の営みに対して、そんな問いを投げかけます。
〈 Hidden Consciousness | Chapter 2 〉
隠れた意識
私やあなたが自分であると自覚する「意識」の正体を、考えてみたことはあるでしょうか。
意識は生命科学や物理学においても重要な問題のひとつですが、未だ謎に満ちていて、その正体は今もわかりません。
しかし、私という個の意識は、悠久の時を超えて結合と分解を繰り返してきた原子や分子、クォークの存在によってできた身体に宿っています。極端な言い方をすれば、長く営まれてきた物質としての結合と分解、さらに生き物としての生き死にの最果てに、私たちがいます。気の遠くなるような歴史がそこにあることでしょう。普段は頭の片隅に隠れていて、あまり考えが及ばない、脈々と続く死生への畏怖を描きます。
〈 Something before the meaning | Chapter 3 〉
意味よりも先にあるもの
私たちは意味を求める生き物です。けれど、たとえば宇宙のはじまりのように、「なぜ?」と問われると意味を見つけることがむずかしいものがあるのも現実です。
そんな風にして、意味よりも存在が先行することがあります。私たちが生きていることも、この先死ぬことも、その現象が意味よりも先に存在しています。
最後のチャプターでは、そうした「存在」の普遍性にフォーカスします。
【前期】
会期 : 2019年9月3日(火)から15日(日)
会場 : CLOUDS ART + COFFEE (現 CLOUDS GALLERY + COFFEE)
〒166-0002
東京都杉並区高円寺北2-25-4
JR中央線・総武線高円寺駅北口より徒歩4分
東京メトロ丸ノ内線新高円寺駅2番出口より徒歩16分
営業時間 : 13:00ー19:00
※ 7月23日(火)より上記の時間となります。
定休日:月曜日
URL : https://www.cloudsgallerypluscoffee.com
【後期】
会期 : 2019年11月2日(土)から4日(月)
会場 : ござ九・森九商店
〒020-0885
岩手県盛岡市紺屋町1-31
営業時間 : 8:30ー17:30
定休日:日曜日
*会期中は日曜も営業します。
URL : https://morioka539.com