Living Things
Visual Art Series
year : 2020 -
ゆらぎ、よどみ、きづき、えがく。
孤独の先の、無常の景色。
人と人が関わる上でのストラグルを経て、生あるものののたくましさや優しさ、そして交流を結ぶ心象を捉えて描くグラフィックシリーズがLiving Thingsです。
Living Thingsとは衆生の意で、衆生とは、生きとし生けるもの全てを意味します。さまざまな要因によって翻弄され、揺らぎ、傷つきながらも、歩みを止めることなく現実をいきる人間の営みが、たくさんのインスピレーションと示唆をもたらしました。変化を繰り返す時間の中に、一人ひとりが生かされていることの気づきを起点にしたこのシリーズは、生の面影を見つけ、そのいのちが抱える平穏や孤独について想いを巡らせながら描かれます。そうして、この世の無常をなぞろうとします。
それぞれの絵が、それぞれの境地をとおして、無常の旅へと誘う入り口となれますように。
このグラフィックシリーズはリトルプレスのZINEやジークレープリント、さらにキャンバスプリントとして、2020年年末から現在まで展開されています。